慰謝料請求がしたい
慰謝料を請求したいというご相談は多く寄せられています。
慰謝料が請求できるか?請求できるとして、いくら請求できるか?については、別のページで解説してありますので、ここでは、慰謝料請求の方法についてご紹介します。
まず、慰謝料を請求するにあたって、決められた方法といったものはありません。請求の方法は、ケースバイケースとなっているのです。
それぞれ個別の事情を踏まえて、どのようにするのがベスト(又はベター)かを考えていくことになります。
1 自分でするか、代理人を立てるのか
相手方に対し、自分で請求・交渉するのか、代理人を立てて請求・交渉するのかを考えます。
本人同士でスムーズに話を進めることができるのでしたら、代理人を立てる必要はあまりないでしょう。
しかし、本人同士では話し合いができない場合や金額面で折り合いがつかない場合などは、代理人を立てることで、話が前に進む場合もありますので、代理人を立てて請求するメリットがあると言えるでしょう。
2 専門家のアドバイスを求めるか否か
代理人を立てず、自分で請求・交渉するとした場合、慰謝料の請求や交渉に関する知識はどこから得ることができるでしょうか?
知人や友人、書籍、インターネットなど、慰謝料の請求や交渉に関する知識を得ようとすれば、情報源は多く存在すると思われます。しかし、その情報源から得られた情報は、本当に自分のケースに合致しているのか、見極める必要があります。
合致しているのでしたら、専門家のアドバイスを求める必要は特にないでしょう。もし、合致していないのであれば、弁護士などの専門家のアドバイスを求めた方が良いでしょう。
慰謝料が請求できる場合でも、慰謝料の金額には、事案によって、数十万~数百万円とかなり幅がありますので、自分で請求・交渉する場合でも、弁護士などの専門家のアドバイスを求められることをお勧めします。
3 書面orメールorラインor電話or対面
自分で請求・交渉するとしても、代理人を立てて請求・交渉するとしても、書面で行うか、メールやラインか、電話か、会って行うかなど、その手段にはいくつか選択肢があります。
各手段には、それぞれ一長一短がありますので、それを理解した上で、どの手段を用いて請求・交渉を行っていくのか選択することが望ましいと言えるでしょう。
4 裁判所を利用する
裁判所を利用することも、慰謝料を請求する際の選択肢の一つとなります。
裁判所を利用すれば、一定の結論が出ますので、話し合いでは埒が明かない場合などは、裁判所を利用するのがよいでしょう。
裁判所では、ざっくりとした言い方ですが、「調停」という話し合いの手続と、「裁判」という手続がありますので、裁判所を利用するとしても、どちらの手続を利用するかを選ぶことになります。
どちらの手続がよいかは、ケースバイケースとなりますので、専門家にご相談ください。
どのような方法をとるにしろ、慰謝料を請求するとなると、時間や手間がかかるだけでなく、ストレスもかかる場合があります。
専門家である弁護士にご依頼されるメリットは、お客様の時間や手間が少なくなるだけでなく、悩みやストレスから解放されるということもありますので、一度、弁護士にご相談されることをお勧めします。